第73回日本心臓病学会学術集会
会長挨拶
第73回日本心臓病学会学術集会
会長  北岡 裕章

高知大学医学部 老年病・循環器内科学 教授
この度、第73回日本心臓病学会学術集会を、2025年9月19日(金)から21日(日)にかけ、高知市文化プラザかるぽーとおよび高知県立県民文化ホールを会場とし、現地開催させて頂きます。この歴史と伝統ある日本心臓病学会の年次学術集会の会長を務めさせていただきまして大変光栄に存じます。
本学術集会のメインテーマは、「臨床心臓病学における真理の探究」とさせて頂きました。循環器病学は今様々な分野で長年の成果が花開こうとしています。一方、多岐に渡る問題点との対峙もしていかなければならないのも事実です。日本心臓病学会は、その目的を「心臓血管病学研究の推進とその成果の臨床的普及をはかり、これを通じて学術文化の発展と国民の福祉の向上に寄与する」としています。本学術集会もその目的に沿い、臨床心臓病学に重きを置き、運営して参ります。循環器診療に携わる医療者が、症例毎に熱く議論し、また最新の知見を習得し、未来の心臓病学の発展に貢献できるような学術集会としたいと考えております。「真理の探究」は、「敬天愛人」とともに高知大学医学部建学の精神であり、「臨床心臓病学における真理の探究」を目指して、様々なプログラムを企画しました。特に若手の先生方の意見を多く取り入れる様に努め、自由闊達な議論が出来る様にして参ります。また病院勤務の先生方のみならず、ご開業の先生方も有益な学術集会として参りたいと思います。
折しも、2025年春より高知を舞台にした連続テレビ小説「あんぱん」(『アンパンマン』の作者で高知県出身の漫画家、やなせたかしさんと妻の小松暢さんがモデル)が放映されます。
是非、第73回日本心臓病学会学術集会に足を運んでいただき、活発な議論と交流を行うとともに、盛り上がっている高知を堪能頂ければと存じます。皆様方にお会い出来る事を心より楽しみにしております。